りんごの匍匐前進

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2018年5月20日【ジャーナリスト・沖縄政策フォーラム理事 仲村覚】北朝鮮拉致被害者特定失踪者奪還ツイキャス毎週日曜夜10時から

今日は22時から北朝鮮拉致被害者奪還キャスを視聴・参加しました。

 

ゲストはジャーナリストで沖縄政策フォーラムの仲村覚さんで、沖縄の拉致被害者である「特定失踪者」のお話はもちろん、沖縄の歴史や日本政府やアメリカ・中国政府のことまで沢山お話して下さり、本当に勉強になりましたし、自分の知らない日本人としてのルーツを少し知ることができてなんだか楽しかったです。

 

以下、ツイキャスの内容の骨子と感想を書きました。

 

北朝鮮拉致被害者奪還キャスとは

北朝鮮拉致被害者奪還キャスは、毎週日曜22時から様々な方々、家族会や救う会の方や、専門家の方々をゲストとしてお招きして、MCのしぇりーさん(Twitter)や運営の月さん(Twitter)と共に、朝鮮半島問題やロビー活動、色んなお話を伺います。

 

Twitterアカウントでログインするとコメントを残せる、相互作用ありの放送です。

 

190回近く、概算すると3年半以上、毎週日曜夜十時に生放送です。

 

ツイキャス配信チャンネルへのリンクはこちら↓。

しぇりーさんのツイキャスチャンネル

 

本日の講師・仲村覚さんのお話の感想

以下に感想を述べます。

 

私感を多く含むので、詳しい仲村覚さんの情報をお知りになりたい方はぜひ新著を読まれるか、講演会やYouTubeの動画をご覧ください。

 

講演者紹介

 

  本日のゲストはジャーナリストで沖縄政策フォーラム理事の仲村覚さんでした。

 

仲村覚さんは、元埼玉の拉致被害者を救う会の理事代表を務められるなど、長年北朝鮮拉致問題に取り組んでおられます。

 

 仲村覚さんは新著書の『沖縄はいつから日本なのか 学校が教えない日本の中の沖縄史』がAmazonの部門別第一位でAmazonベストセラー入りしています。

仲村覚さんが代表を務められている日本沖縄政策フォーラムのYouTube公式チャンネルです↓。

 一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム仲村覚 - YouTube

 

「特定失踪者」、拉致被害の「認定」という欺瞞

沖縄県は北朝鮮による拉致の可能性を排除できない「特定失踪者」が(少なくとも現在名乗り出ているだけで)34人います。

 

これは人口比で言うと石川県に次いで全国で二番目に多い数字だそうです。

 

そもそも「特定失踪者」とは、政府が「拉致被害者」であると「認定」してくれないから、民間団体の「特定失踪者問題調査会」が認定した人達のことです。

 

全国に800人を超える人々が非常に不自然・不可解な形で突然失踪しました。

 

数が数ですし、失踪事件の地域や状況の共通点から事件性が強く示唆される場合が多く(ある大阪出身の方曰く、「デパートの試着室でも一人になったら駄目」と親に言われていたそうな)、また目撃情報が北朝鮮である場合があるにも関わらず、日本政府がこれまで認めた「拉致被害者」はほんの17名です。

 

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北朝鮮での目撃情報があるにも関わらず「拉致被害者」に認定されなかったり、政府の拉致被害者認定は異様にハードルが高く、多くの残された家族達は「特定失踪者」として活動をせざるを得ない状況で、できる活動も非常に限られていると聞きます。

 

例えば疑惑の段階では渡米してトランプ大統領との面会もできない訳ですし、そのような大舞台では無くても、国内外での活動が限られてしまうのは想像に難くありません。

 

沖縄の特定失踪者は、他県と比べて「船ごと跡形も無く失踪」というケースが特徴的で、失踪者のの家族が身銭はたいてフィリピンや近隣諸国に飛んで探し回って警察に被害届を出してもちゃんと捜査してもらえず、政府が拉致被害の捜査も認定もしてくれないから、周囲から信じてもらえず被害届を取り下げたりすることもあったみたいです。

 

とても酷い話だと思います。

 

そもそも論で言えば、拉致問題は北朝鮮によって行われた国家ぐるみの犯罪である以上は、「拉致問題対策本部」という名前の「対策」というのがおかしい、救出や犯罪に対する「捜査」であるべきだ、というのはごもっともだと思いました。

 

対策、と言ってしてるのは基本的に人権週間の拉致問題啓蒙活動とかがメインであって、救出や捜査等具体的な解決手段を講じるための「対策」ではありません。

 

現在の日本の憲法や体制等では、拉致問題の解決はアメリカ抜きでは不可能なので、啓蒙や世論の高まりを作っていくのも確かに大切ですが、本来は拉致問題は世論の高まりなど全く無くとも全力で解決すべき問題です。

 

日本普通の独立国家ならば、北朝鮮に出向いてくまなく全土を捜査して見つけ次第全員保護帰国させるべきであり、犯罪を犯した北朝鮮は厳しく罰せられるべきなのです。

 

しかし主導権は多数の被害者を抱えているはずの日本ではなく北朝鮮にあり、拉致被害の「認定」も被害者の日本ではなく実質北朝鮮が行っているかのようです。

 

900人近い日本人を失っているのに政府が正式に認めたのはわずか17人。この数字は拉致犯罪を年々矮小化・ソフト化するのに非常に有効的であるように思います。

 

拉致問題と尖閣諸島問題

 

北朝鮮による拉致問題も中国・台湾による尖閣諸島の不法な領有権の主張も、問題の根は同じだと仲村覚さんはご指摘されています。

 

偶然にも、特定失踪者の家族会の藤田さんが尖閣諸島と拉致問題について似た指摘をされていました。

 このように日本側は政治家も経済界も役人も、中国に関しては「日中友好」の美名の元に徹底的な事なかれ主義を貫いています。

 

大々的に報じられていないだけで、中国船は尖閣を日本が付けた魚釣島という名前をパクって釣魚島と呼び領有権を主張し、中国船は尖閣諸島沖に連日訪れ、海上保安庁が連日対応しています。

 

中国は沖縄を「海の万里の長城」と呼び、アメリカに対する中国の国防の壁にしようとしています。

 

そのためにも中国は沖縄を日本から切り離して中国領にする必要があり、実際に沖縄を琉球と読んで日本から分離独立させようという工作を何度も行い琉球独立会議を北京で開いたり背筋も凍る恐ろしいことを平然としている訳です。

 

それにもかかわらず、日本の政治家や財界人に役人は日中友好と言って、尖閣諸島の中国の不法な領有権主張問題を、かつての北朝鮮による拉致問題と同様に見て見ぬふりをしています。

 

尖閣諸島の歴史については石井望先生の本に詳しいです。↓は石平さんとの共著に詳しいです。

中国の軍事行動に関しては、日本のマスコミは全く報じません。

 

中国は南シナ海を勝手に埋め立てて人工島を作り、先週の金曜日はそこに爆撃機を配置しました。人民日報はそれを誇らしげに動画付きで報じ、フィリピン・台湾・英語圏(↓はBBC)のメディアは非難を交えて報じていますが、日本語の報道は皆無です。

www.bbc.com

民族意識の欠如

仲村覚さんは日本の各界のこのような対応の根底には民族意識の欠落があると指摘されています。

 

民族意識とは、歴史の共有であり、沖縄は日本全体の運命共同体である、という意識です。

 

言われてみれば、沖縄の歴史は日本全体で共有されておらず、ふわふわとした、雲のようにつかみどころのない漠然とした民族意識しか現代日本人の多くは持っていないのではないのでしょうか。

 

教育の問題点

沖縄では郷土史を習わないそうです。

 

私自身は、学生の時には「沖縄は昔は琉球王朝で、近隣諸国と交易を持っていて栄えていました。廃藩置県で沖縄県と名前が変わりました。」程度しか習っていなくて、実際に沖縄はいつから日本かと言われたら、はてな、です。

 

教育の段階で曖昧なことしか教わらないので、ウーマンラッシュアワーの村本大輔から元旦の「朝まで生テレビ!」で「沖縄はもともと中国から取ったんでしょ」みたいな中共支持者が泣いて喜ぶバカ発言も飛び出す訳です。

 

実際に村本大輔の発言は中国共産党のプロパガンダ機関紙の「環球時報(global times)」で「日本の芸能人が沖縄がもともと中国のものだと認めた!」と大々的に報じられたそうです。

 

村本大輔が愚鈍なのは言うまでもないけれど、ぼんやりしたことしか教えない日本の教育にも問題あり。

 

そもそも、日本の教育が曖昧なのは国会での認識も実は最近までぼやっとしていたみたいです。

 

仲村覚さんは国会議員の山田宏代議士に沖縄に関する資料を提出して認識を共有し、山田宏先生が国会で新たな質問をし、政府答弁を引き出しました。

 

この「希薄な民族意識」は、実は戦後アメリカ・中国らの工作によって作り出されていたものでした。

 

屋良朝苗(やら ちょうびょう)は、沖縄県祖国復帰直前は琉球政府行政主席、沖縄の日本復帰後は初代沖縄県知事を務めた、沖縄では知らない人はいない戦後の大政治家です。

 

そんな屋良氏が昭和28年2月の衆議院文部委員会で沖縄の祖国復帰を訴えた文面がこちら↓

「沖縄の子供たちに日本人としての教育を施したい!」屋良 朝苗(やら ちょうびょう)の祖国復帰情熱の原点 | 日本沖縄政策研究フォーラム

 

感動しちゃいます。

 

昔の日本人は芯のある人達だなあ、と。

 

片や今の国会は一年以上、モリカケ!カケイ!セクハラ!で国にとって大事な議論が、憲法含めてなおざりになっています。

 

これはこれで、泣けてきます。

 

沖縄・日本の歴史~戦前史~

仲村覚さんは、琉球・沖縄の歴史を日本人がの日本史として共有することが大事だとおっしゃいます。

 

具体的に、歴史、とはなんと縄文時代にまで遡る必要があるそうです。縄文時代、とは少しびっくりですが、具体的な例の数々はとっても興味深いものでした。

 

例えば、言葉。

 

沖縄の方言は、日本の古事記とかの前の古い言葉、縄文語が化石のように、沖縄方言として保存されています。そして沖縄方言の少なく無い語彙が青森県等日本の他地域でも見られるそうです(トンボを「あけず」など)。

 

青森県と言えば、縄文時代は最先端を行っていたのが三内丸山遺跡で残ってますね!青森のラジオではその昔、津軽弁の会話を流して、「津軽弁は縄文時代から話されていました」というCMがありました。

 

津軽弁を解する私や両親には、そのCMは現存する津軽弁そのもの(そのへんの爺さま婆さまに喋らせた)でしかないのに、解さない人には縄文語にも聞こえるそうで、また学術的にも近いそうです。

 

不思議なものです。

 

例えば、宗教。

 

沖縄の神道と日本の神道が遡れば一緒だそうです。

 

また霊媒師と呼ばれる人達が日本にはいますが、沖縄のユタは、東北、特に青森のイタコなんかと非常に近いそうです。

 

例えば、風俗。

 

沖縄のエーサイは日本の「念仏踊り」に起源をもち、九州?の方でも似た「じゃんがら」等、似たものがあるそう。 

 

その他、日本史劣等生だった私が覚えていないだけで大化の改新、とか色んなお話されてました!

 

つまるところ、古い日本が保存されているのが沖縄、みたいです。

 

沖縄の親しみやすい感じはご先祖様が同じまたは近かったからなんですね!

 

よく縄文人は弥生人と対比・比較されます。

 

縄文人の特色の一つは平和ボケ。

 

沖縄、そして日本は一言で言えば平和ボケ民族と言ってもいいかと思います(;^ω^)。

 

平和ボケ民族も悪いことばかりではないと思うんですけどね。

 

ちゃんと上手い制度さえ持っているならば。

 

江戸時代には一部の侍が、残りの農民が平和ボケしてもいいように役割分担していたようです。

 

「日本はなぜ、世界一長い独立国なのか」の問いに私は「島国だから」「資源が無いから」「元寇の時にお天気が味方したから」くらいしか考えていませんでしたが、どうやら人口比にして多い侍、武士の存在が日本を守っていたという面もあるみたいです。

 

現代人が知らないだけで、ご先祖様は頑張って国を護ってくれていたんですね( ;∀;)。ありがたや。

 

沖縄・日本の歴史~戦後史~

日本史・世界史共に苦手だった私には日本の戦後史は「GHQ支配⇒安保闘争とかカオス⇒経済成長⇒バブル⇒バブル崩壊⇒平成の大不況(ここから記憶あり)」程度の認識しか無かったわけですが、沖縄ではそれ以上に、様々な国・人々の思惑や欲望に翻弄された激動の歴史を持っていました。

 

沖縄では昔アメリカドルが使えた、とかはそういえば小学校六年生の先生から習いましたが、あくまでも断片的な話でした。

 

沖縄では様々な勢力による、日本からの分断工作が行われていました。

 

例えば、沖縄の本土復帰前の工作には中国系で以下の二つがありました。

  • 毛沢東の工作:反米愛国闘争。日本人民の愛国を支持し、東京では安保反対。
  • 蔣介石の工作:親米独立反共産主義。1950年代に行われた、「琉球国民党」を結党するも、失敗に終わる。

沖縄がアメリカに占領されているときは「琉球政府」「琉球群島政府」等、呼称や体制は分裂統合を繰り返していました。

 

沖縄の本土復帰の時は仲村覚先生は小学校二年生で、はっきりと覚えているそうです。

 

27年間、他民族に統治さて四大節の復活。血も流さずに分断統治から祖国復帰を実現した当時の政治家と民衆の熱意にはただただ感服・脱帽・敬服です。ドイツの東西統一が大々的に歴史の感動的な一ページとして語り継がれているんだから沖縄の祖国復帰運動なんかも語り継がれていいと思うのですが、難しいのでしょうか(?_?)。

 

多くの国民にとって、美しい海に囲まれた癒しの島のイメージである「沖縄」。しかしその一方で、沖縄県の政治は、日本政府との対立を深め敵対する行動ばかり取る「駄々っ子」、更に翁長県政になってからは「まるで韓国のような反日・反米の県」のように見られる事も多い。何故沖縄県は国民の目にそのように映るようになってしまったのか?そこには、日本分断・革命を目論む国内外勢力からの、歴史戦・情報戦の最前線と呼ぶべき背景があった。

 最初の三分だけでも↑の動画はご覧になることを勧めます。

 

「沖縄戦」について、日本全土から、北海道からだけでも一万人以上の若者が沖縄でアメリカを相手に沖縄・日本を相手に戦いました(私は知りませんでしたけど)。

 

よく共産党・社民党系が「沖縄は捨て石にされた」などと言っていますが、とんでもないことだと思いました。

 

 戦後アメリカのGHQによる工作は日本全体にはウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム - Wikipedia (War Guilt Information Program、略称:WGIP)なんかが有名ですが、沖縄に対しても「沖縄は日本による被害者だ」という、実にアメリカに都合のいい(ついこの前、十万人以上の日本人を沖縄で殺した国の言うことを信じちゃうのが信じられませんが。)工作がなされていたそうです。

 

沖縄の人は縄文人の如く純朴で、また学校でもちゃんとした歴史を習っていないので海の向こうから来た人は神様、と人の言ってることを何でも信じちゃう傾向があるそうです。

 

なので、是非、沖縄の人に教えてあげられるくらいに沖縄についても勉強しようと思いました。


お知らせ・告知

来週は沖縄県沖縄県浦添市で新著の出版記念講演会が開催されます。

『沖縄はいつから日本なのか』出版記念講演のお知らせ
講演内容「日本人も日本の政治家も沖縄の歴史と重要性を知らなさすぎます。」
場所:沖縄県浦添市産業振興センター
日時:5月27日(日)午後6時30分開場午後7時開催
講師:日本沖縄政策研究フォーラム理事長 仲村 覚

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 参加費は500円だそうです!また翌週の6月4日(月)に東京都池袋で、加藤清隆さんをゲストにお迎えして講演会が開催されます。

「沖縄はいつから日本なのか」出版記念講演
場所:としま産業振興プラザ6F
日時:6月4日開場6:30開演7:00
参加費1000円
ゲスト:加藤 清隆 講師:仲村 覚

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 事前参加申し込み等は必要ないそうです。池袋なら交通アクセスもいいので是非!

 

来週のゲストはリクエストの多かった、AJCN代表 モラロジー研究所 研究員 海外を誰よりも知る国士 山岡鉄秀さんをお招きしての放送となります。
おたのしみに。