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PK (インド・ボリウッド映画)のレビュー

 
本国インドでは記録を塗り替える大ヒットを記録し、日本でもインド映画の存在を世に知らしめることになったボリウッド映画『きっと、うまくいく(原題:3 idiots)』。

 

この大ヒット映画の監督と俳優が再度タッグを組んで制作されたこのPKの主人公はなんと宇宙人!

 

映画『PK』はインドでは前作の「きっと、うまくいく」を上回る大ヒット、興行成績の記録を更新し、アメリカ全土でも上映されました。

 

そんなインド映画史上に名を残した、ダイナミック・インディアの驚きそのまま笑えてちょっと切なくて泣いちゃう、SFコメディ映画の傑作『PK』をご紹介しましょう。

 

 

『PK』の基本情報

2009年公開の『きっと、うまくいく』の監督ラージクマール・ヒラーニと主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んでいる。地球の調査を目的としてやってきた宇宙人が、女性テレビジャーナリストに出会い、地球における宗教の信条や迷信に関して疑問を投げかけるという物語である。コメディやラブストーリーの要素を持ちながらも、差別や偏見など世界中で巻き起こっている社会問題に切り込んでいる。世界興収は100億円を突破し、インド映画の全世界歴代最高興行収入を記録した。映画批評サイトRotten Tomatoesでは93%の支持率を得ている。

PK (映画) - Wikipedia

 

インドのヒンディー語が主言語で、言語は他にもインドは大きいのでボージュプリー語やマールワリー語も登場します(上映時間は153分)。

 

インドでは2014年12月19日に、日本では2016年10月29日に公開されました。

 

監督 ラージクマール・ヒラーニ
製作 ビドゥ・ビノード・チョープラー & ラージクマール・ヒラーニ
脚本 アビジャート・ジョーシー & ラージクマール・ヒラーニ

主要キャスト

  • アーミル・カーン   (PK役、主人公)
  • アヌシュカ・シャルマ (ジャグー役、ヒロイン)
  • スシャント・シン・ラージプート (サルファラーズ役、ジャグ―の恋人)
  • サンジャイ・ダット  (バイロン・シン役)、宇宙人のPKの道中を世話する)
  • ボーマン・イラニ   (チェリー・バージュワー役)

 

『PK』のあらすじ

主人公は宇宙人で、名前は不明。

 

初めて地球にやってきて、インドの砂漠に降り立ちます。

 

すると、線路沿いを歩く老人に、宇宙に帰還するための呼び出し装置を強奪され、代わりにこのパナソニックのラジカセを手にします。

 

f:id:oishiiringo:20180903033407j:plainPK (film) - Wikipedia

 
強奪された宇宙との交信装置は、日本でいうなら、天女の羽衣。
 
これが無ければ宇宙に帰還できません。
 
交信装置の場所を人々に尋ねる主人公。
 
彼は「神のみぞ知る」という人々の言葉を真に受け、ヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教、ジャイナ教、シーク教にその他新興宗教と、さまざまな宗教がひしめくインドで神を探し、神の声を聴くためにありとあらゆる宗教に入信します。
 
主人公は宇宙との交信装置を盗んだ老人から返してもらおうと、彼は大都会デリにやってきて、そこでジャーナリストのヒロイン・ジャグ―に出会います。 
 
主人公はヒンディー語で「酔っ払い」を意味する「PK」を自分の名前だと思い、そう名乗るようになります。
 
地球の人間による「教育」を受けなかった主人公PKが、無垢な視点で見る「神」、「宗教」「幸せ」とは?


感想

インド人のお姉さんと韓国映画のラブコメディ映画を一緒に見て、正直に「あまり面白くなかった」と言ったらリベンジ(?)でこの映画を一緒に見ました。

oishiiringo.hatenablog.com

もう、こっちを先に見せてよね! って感じです。
超面白い。インド人スゲーって感じ。
楽天ブックス

文句なしに面白かったです!
 

『きっと、うまくいく(3idiot)』もそうですが、この監督は絶対に退屈させない流れの良いストーリー展開に、インド映画お決まりの雄弁なスピーチも厭味ったらしくもくどくもなく、すっと胸に入ってくる。

 

そしてコメディ要素たっぷり、ひたすら笑わせてくれる!

 
プロットも、よく練られていて、伏線を最後には上手いこと回収してまとめあげます。
 
多様性の宝庫で常に想像の上を行くアメイジング・インディアという物語と撮影の舞台の『濃さ』は映画をより魅力的に、より刺激的にしています。

めちゃめちゃ笑ったし、最後は『シザーハンズ』や『かぐや姫』のような切なさがあって、さっきまで笑っていたのに思いがけずホロホロ泣いちゃいました。
 
最初にPKが人類の衣類をゲットするシーンでカーセックスの暗喩がある以外はインド映画らしく激しいキスシーンや性描写も無く、基本的にコメディタッチで常に笑わせる感じなので、誰と一緒に見ても気まずくはならないでしょう。
 
『PK』は、青春コメディ映画の『きっと、うまくいく』と共にとってもおすすめです!

きっと、うまくいく(字幕版)

きっと、うまくいく(字幕版)

  • ラージクマール・ヒラニ
  • ドラマ
  • ¥2000
ラージクマール・ヒラーニ 監督とアーミル・カーンのコンビに乾杯!

30.12.2016