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海外から日本の選挙に投票できる「在外選挙人証」をドイツで取得

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転出届を出した(=日本に住民票が無い)海外に中長期滞在している日本人が滞在国で日本の国政選挙に参加・投票するための「在外選挙人証」を先日取得しました。

 

2019年には参議院選挙があります。在外邦人でまだ在学選挙証をお持ちで無い方は是非、取得しましょう。在外選挙証についてまとめました。

 

 

海外にいながら日本の選挙に投票できる在外選挙制度

海外に暮らしている日本人は、国外にいても外国から日本の国政選挙に投票できます。

参考:

在外選挙制度|浦安市公式サイト

 

これは別に日本特有の制度でも無く、日本に住んでいる外国人は母国の大統領選挙があると日本の領事館・大使館に投票に並んでいます。ニュースでもざっと確認できただけで、韓国人、フランス人、トルコ人、ブラジル人が日本国内の大使館・領事館で母国の選挙に参加しています。

 

日本の場合、国家の元主は大統領選挙は無く天皇陛下なので、代わりに首相を選ぶ2つの国政選挙、即ち衆議院議員選挙参議院選挙、およびその補欠選挙に投票できます

 

住民税はもちろん、その他の国民年金や国民健康保険料も払っていない(私は帰国したら追納します)のに選挙に参加するのは少し不思議ですが、国の未来を決める選挙への参加は納税や居住に関係なく国籍に直結した権利なのです。

 

在外選挙人証の取得の仕方:ドイツ編

 在外選挙に参加するためには在外選挙人名簿に登録し、在外選挙証を得る必要があります。ここではドイツで実際に取得の手順について解説します。とっても簡単でした。

在ドイツ日本国大使館 - 領事情報 : 在外選挙

 

①大使館・領事館に出向いて必要書類を提出する

大使館に出向くのが難しい場合は、各領事館が管轄内の州都を周る「領事出張サービス」時に提出しましょう。領事出張サービスは在留届を出す際に登録したメールアドレスにお知らせが来ます。

 

私はメールでアポイントメント(Termin)を取ろうとしましたが返事は無く、電話したら「お時間のある時にいつでもいらしてください。(日本語)」とのことでした。大使館と領事館は完全に日本語なので、怖がらず(?)になんでも事前に確認しておくといいでしょう。

 

申請には次の三つが必要です。

 

  1. 申請人のパスポート又はそれに代わる身分証明書(運転免許証等)
  2. 当館管轄地域に住居を定めた日から,登録申請日まで居住していることを証明する書類(ドイツの住民票(Meldebescheinigung),滞在許可証、住居の賃貸借契約書、公共料金の請求書等)
  3. 在外選挙人登録申請書(申請者本人が署名)

 

三つ目はサイトからPDFをダウンロードして印刷、記入して署名しておしまいです。

発行手数料も特にありませんでした。

 

②郵送にて在外選挙人証を受け取る

 受け取りにはDHLやHermesの配達小包のようにサインは必要無く、二か月弱後に自宅ポストに封筒が入っていました。送り主は領事館でしたが、内封されていたのは、

  1. 在外選挙証
  2. 在外投票の手引き(総務省)
  3. 「在外選挙人証の交付について」と書かれた自治体からの書類
  4. 領事館からの注意書き
  5. 領事館に返送する用の受領書

でした。

他国の大使館・領事館職員はTwitterでは評判が悪かったりしますが、ドイツの日本領事館の職員は感じはいいし、完璧なバイリンガル・トリリンガル職員で私はちょっと憧れました。

 

で、こちらがその在外選挙証でございます。(穴ぼこの空いた赤いパスポートは失効したパスポート。)

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三つ折りすると小さい名刺サイズに収まります。

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左が在外投票の手引き(総務省)、右が「在外選挙人証の交付について」と書かれた自治体からの書類。選挙管理委員会の委員長の捺印付き。

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総務省の「在外投票の手引き」の紙質が中途半端に再生紙を使っている、日本でよく見た紙だし、故郷から送られてきた書類は馴染み深い名字だし、ドイツに居ながらにして日本社会と再び繋がった不思議な感じがありました。

 

。。。と、今気づいたのですが、在外選挙人証に記載された私の誕生日が3日ずれてるんですけどぉぉぉぉ。

 

うちの田舎の選挙管理委員会がやりそうなことではあるが。

領事館に電話かな😞

 

在外選挙で投票する!在外選挙人証の使い方

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 投票の仕方は3通りあります。

①大使館や領事館で投票

②郵便で投票

③日本国内で一時帰国時に投票

 

①大使館や領事館で投票

ドイツの大使館・領事館に赴いて投票します。投票日は日本の投開票日よりも早く終わるので注意が必要です。だいたい一週間強くらいの間、管轄内の領事館に赴いて、パスポートと在外選挙証を見せて投票用紙を受け取って投票します。投票可能期間は領事館からのメールで知らせてもらえますし、ホームページなどでも確認できます。

 

平日の投票期間の館内はやや混雑していましたが、建物の外まで並ぶという程ではありませんでした。日本の投票場と同じように間仕切りがあったり、投票用紙への記入の注意事項の貼り紙などがあり、本当に日本国内にいるみたいでした。

 

②郵便で投票

在外選挙証を日本の自治体の選挙管理委員会に郵送して投票用紙を請求し、投票用紙に記入して自治体の選挙管理委員会に郵送・投票するという方法です。

 

③日本国内で一時帰国時に投票

一時帰国時に、在外選挙人証を提示の上、選挙当日の投票や期日前投票、不在者投票ができます。

 

住所や氏名の変更、登録の抹消

外国で名前や住所の変更を行ったら在留届だけでなく在外選挙人証記載事項変更届出書なるものを提出する必要があるみたいです。でないと在外投票の案内の受取や郵送投票で不都合が生じます。また住所を日本に設定したら4ヶ月で名簿から抹消されるので必要に応じて再登録が必要なのだそう。

 

まとめ

在外選挙人証は国の未来を決定する重要な国政選挙に海外に居住しながら参加できる制度です。参加費は実質無料ですし、投票期間も余裕があるので、まだ在外選挙人証を取得していない在外邦人は是非、時間の余裕を持って(発行には二か月ほどかかります)申請しときましょう。